ウェルカムボード制作小話② リース編

京都にある素敵なお花屋さんにリースを一緒に選びにいきました。

しかし、しっくりきたリースは少々小ぶりすぎて断念。

お店のリースを観察すると…

グルーガンで貼り付けてるだけだ(※)。これならいけそう!

と思った私は「リースも作っちゃおうか!」と言ったのだった。

そしてはじまるリースチャレンジ!


※一般的には素材をワイヤーで土台に固定します。

▼リースの正しい作り方は以下の動画を御覧ください。(このお花屋さん素敵)


さてさて、秋の式なのでユリスは木の実のリースをご所望。

紫陽花ベースのリースがかわいらしかったので、それをベースに木の実を盛っていくことに。

黄緑色の紫陽花が良かったけれど、出ている限りで品切れだったのでオフホワイトの紫陽花を合わせて使いました。

結婚式だし、明るめが良いね。


①リースに使った材料

モス(プリザーブド)、松ぼっくり(茶・白)、謎の実沢山、紫陽花、etc..

かなり色々な種類の実や花が盛り込まれています。実りの秋です。

モスってなんだか海藻みたいで面白いの。塊で見てると脳みそにも見える。見えない?

シナプスみたいなんだ。枝分かれしてて。


②仮置き

材料を土台の輪っかにプスプス刺して仮置きしてみます。

接着できないので思うようにバランスがとれなくて四苦八苦。

しかし…私的になんだかパッとしない。しっくり来ない。

こなさすぎて新たに生花を買ってきてもう1つ作るくらいに。

薔薇やかすみ草が好きだと言っていたよね…薔薇のプリザーブド作っちゃうか…レッツトライ!

エタノール、グリセリン、シリカゲルを買ってプリザを作ってみる。(見事に失敗)白バラは白の染色液で染めないと黄ばむし、グリセリンの浸透方法を誤ったのかくしゃぁ〜っととてもしんなりしてしまった。エタノール漬けのあとのパリパリ感よかったのに。

そして出来たもうひとつ…いえ、もうふたつのリース…。

ひとつめは生花+プリザ。

ふたつめは卵型とかどうかな?って組み直したもの。

(土台の木が歪んでたからそれに合わせただけだけ)

2つの白い大きな松ぼっくりは寄り添う二人をイメージしています… :D


かすみ草リースは後に改良し、私の作業部屋にかざっています。

少ないかすみ草がなんだか物憂げ?

余談ですが、かすみ草がまだいきいきしていた頃のリース、ふわふわでかわいくなぁーい?

本当はもっとこんもりさせたかった。全然花が足りなかった。

実際かすみ草こんもりリースはとってもかわいいんですよ。

creemaとかそういうところでみかけたけど良かった。

生花で作るリースはポキポキ折れたりしないので、

一般的なリースの作り方で固定できるのは楽だった。

それにしても、リースって思ったより沢山素材を使うんだなーと動画を見て驚いた。(花を買った後に動画を見た…)


ユリスにいくつか仮置きを見てもらって、やっぱり一緒に買いにいった材料のリースが思い出深くて良いとのことだったのでそのままGO!


③接着

グルーガンでびくびくしながら接着していく。これもほぼ一発勝負。

紫陽花をまずつける。全体のバランスを見ながら慎重に…。

紫陽花を接着し終えたところで内周の円が丸くないことが非常に気持ち悪くなってきた。その違和感を埋めるべく、白紫陽花で隙間を埋めにかかった。

すると…こんもりかわいく盛れたじゃない。


そして木の実を埋め込んでいく。

1箇所だけにあった赤い実も3分裂させて、リース特有のシンメトリーな配置にしてみた。

実はリースってほとんどがシンメトリー(対称)なデザインなんだよね。円形だからかな。シンメトリーなデザインだったらバランスもとりやすいしもっと楽だったろうなと思った。でも、個人的にはアシンメトリーが大好きなのでバランスを考えながらレイアウトするのは楽しかった✨


仮置きだけでは分からない、やってみなけりゃわからないことが色々あったリース作りでした。だいたい何かを作るときは設計図どおりにはいかない性分で…。

もちろん、アレンジを加えすぎて失敗したことも。


▼Before

▼After 完成 こんもりこんもり!(ふくろうくん)

もりもり盛れましたぁ〜!



▼残骸(梱包材としてぐしゃっと入ってくる紙が役立つ!)

<おまけ>

ワイヤーにくくりつけることができるのは生花だけでしょう。ドライとかパリパリで壊れてしまうじゃない…。

そう思っていたのでグルーガンで慎重に接着していきました。

土台の木の隙間に刺さるものは指しつつ。

でもね、殆ど見えないベースにはユーカリがちゃんとした方法で巻かれているよ!

ボリュームを出すのに一躍かっているハズ。


そして、仕上がった後で「リース舐めてたわぁー」ってGodカーボと会話していたら、

「木の実沢山は大変だよね〜、ワイヤーでくくりつけないとだから…」

そうか、木の実はワイヤーで固定できたんだ…(汗。

でも丸っこい実で茎もないものは全体をワイヤーで覆わなければならず見栄えに変化が…!

穴をあける?どちらにせよ時間が足りない!

と妥協して作りたくなかったのでちょっぴり焦った瞬間も。

これは妥協じゃない!知り得なかった情報だったんだ…。

ぶらさげても大丈夫だったので結果オーライだ!


<ボードのイラストについて>

これはChaiさんが描いたものです。「似顔絵うまくできるかなぁー」と心配そうだったけど、二人のほんわかな雰囲気が出ていたし似てるよね✨

こちらは2Lサイズで!と指定したものの、やっぱり白い額装マットを入れたいと思い再度調整してもらったんだよね完成後に。(印刷する前)

先言えや!って自分が作る側だと思うやつ。

思うけど、まぁ分かんないよねーって理解もしてる。そして今回、実際できてからじゃないと分からない事ってやっぱりあるよねとしみじみ感じた。

特に立体ってむずかしい!光と影、空間、色々なものの兼ね合いがある。

こういうのバチィン!って決めてくれるディレクターさんと仕事をしてみたいものですね。

すごく気持ちよさそう。…そんな人いるのかな?



<ウェルカムボードを作り終えての感想>

最初はプレッシャー半端ない!こわい!(泣)って思っていました。

でも、結果的に私にとっては丁度良い勉強、経験になりました。

難しい!と言いながら…

生き生きと楽しく作業をしている自分がいました。

自分のためだったら絶対に誤魔化すし楽するし適当になる。

そもそも難しいことは選択しない。

けれども、人の為に作るものには手を抜かない。ましてや結婚式!

難題であるほど燃えちゃう性分?


そういうわけで、このウェルカムボード制作では山程得るものがあったように思えます。

リース作り、ステンシル、プリザーブドフラワー作りの経験。

ドライフラワーって素材としても優秀だなって発見もあった。(ポロポロ脆いけど)

もっときっと沢山あった。

さすが実りの秋!

「Fruitful life 実り多き人生」ってテーマで、実り多き幸福な生活を送れますようにという願いも込めつつ…。(後付けだけどね!!)

まぁなんて縁起の良いリースなんでしょう!☺



おしまい。

neneblo.

I'm writing various things such as events of FFXIV and what I thought.