11月11日「ポッキーの日」に結婚式をあげた二人のヒカセン。
その名はYuri&Rinsyure。(NM:ユリス&シュレス)
この二人の結婚式のWelcome boardを制作しました。
遡る事数ヶ月ーー
ゲーム内のイベント後にユリシュレからお願いをされました。
「結婚式をするんだけど、ウェルカムボードを作って貰えないかな?」
なんだって…?
皆様をお出迎えする大事な大事なものではないですか!
一世一代の晴れ舞台の!
駆け出しDIYerで手抜きの物しか作ってない…主に塗ってるだけのこの私。人様の大事な行事に使うものを、果たして相応しいクオリティで作れるのか?…もう不安と困惑でいっぱい。軽くパニックですよ。
本業のデザイン系なら「まかせとけ!」ってなるんだけど。板かい!
焦る私。それをよそにシュレスは笑っていたらしい。
…丸刈りにするぞ!
ー
ーー
ーーー
そして後日、ユリスのデザイン案を見せてもらった。
このナチュラルでユリスらしいデザイン。かわいい!だけど…
😨。○(やばい…これは難易度高いぞ)
私のさじ加減で調整して良いと書いてあるけれど、ここまでしっかりとしたイメージがあるんだから、なるべく忠実に再現したいと思った。
ただ、様々な理由によりレンガだけはごめん!と相談の末はずさせて貰いました。そして気を引き締めて仕事モードで挑む。
(仕事モードになると、キリリスイッチが入り妥協をしなくなるのだ!)
そして一緒にお花屋さんで購入予定だったリース。
これは丁度良い物が並んでいなかったため「簡単そうだしこれもつくっちゃうかー!」と見切り発車ポッポー!ゆりすと楽しく材料選びをしました。後に「リース舐めてたわ…😨」となる事も知らずに。
▼選んでいる間、手持ち無沙汰にしていたシュレスはお店の素敵な写真を撮っていた。
それではボード編とリース編に分けて記憶をたぐり寄せてみましょう…。
///////// ボード編 ////////////
▼初期に作った完成予想図
①サイズの決定
イーゼルのサイズを測ってきて貰い、収まりの良いサイズを決める。
板を数枚使用するので、細長くカットされているものを使用したい。
そこで、実際用意できる板をまずチェックすべきだなとホームセンターへ。丁度良い桧(ひのき)の板を発見し5本購入。
桧は調湿・除菌作用もあるのでイイネ!(塗ったらあんまり?)
奇数ご指定なのは、結婚式に割り切れる数は縁起が悪いからだっ(豆知識だぞっ♡
縦幅はこれで決まったので、横幅を黄金比か白銀比かつイーゼルとバランスが良いサイズになるようにしました。
②板を切る・ヤスリをかける
5本の板を、3本組と2本組で違う長さにカット。ギコギコ…。
そして切った面のエッジを丸く削り、板の表面もなめらかになるようにヤスリがけ。
粉が舞うし、運動を怠っている軟弱な腕にはきつい作業ですが大事な下準備です。
ヤスリをかけないと塗装のノリも悪くなるし、文字入れも凹凸で苦労するはず!
機械でガンガンしたいところだけれど、電動ヤスリは音が大きいのであまり使えない。
こういう時だけ、田舎の実家がとっても恋しくなります。
隣家は遠いし、親戚の塗装ガレージが使えるからオアシスなんです。
どこでもドア欲しい。舞空術とか瞬間移動でもいいから…。
③塗る
1.水性塗料を塗る
(9月なのでかんじゅっぷん…約1時間乾燥。冬はもう少しかかる)
2.ワックスを塗る
(布で拭ってヌリヌリ塗り込む)
塗料は自然塗料が好きなのですが、ここでは水性で木目が出るものを探し「ローズガーデンカラーズ」に行き着きました。ユリスの好きそうな色をチョイス。
ワックスはアンティークワックスで。ツヤがでます。ワックスを塗った後のツルスベ触感がたまらなく気持ち良い…。
使用した布は塗料により自然発火する可能性もあるので湿らせてポイします。
本番塗りの前にカットした端切れ数枚にバリエーションをつけて塗装。わかりやすいように文字を入れてみるも、ゲジゲジで汚い。できるのかコレ…と不安になる。
上から
と3種類用意し、京都に旅行に来てくれた時に実際の色を見てもらって(A)に決定。塗ってぬって、最後にさらに軽くヤスリがけ。
④板を組む
板の裏側の適当な位置に、ポプラの棒きれを2本打ち込み固定。
見えない部分だけど、アンティーク風の釘(板割れしにくい仕様)を使用。
まず、布両面テープで固定してから釘打ち。ズレなくて良い!最近のお気に入り手法。
⑤文字入れ
1. 文字データを実寸でIllustratorで作成、プリント。
(A4以上のサイズは分割)
2. クリアファイルをカット
(カッターマットとデザインナイフがあると捗る)
3. クリアファイルの裏に3Mスプレーのりを良い塩梅にふきつける
4. 板に貼る、塗らない部分は新聞などでマスキング
5. スプレー!!(室内の場合は大きなダンボール等で囲いましょう)
地獄の文字入れ!(笑)何せやったことないから。
まずワックスの上からちゃんと乗るのか不安だったけれど、端材で練習した際に問題なく塗れたのでそのままGOしました。(だめな場合はミッチャクロンをスプレーすると良いみたい)
さてどう塗るのが失敗せずにできるか…。
やり直しとかまたやすりかけて…って気が遠くなって失神しかねない。
一発勝負だ。
悩んだ挙げ句、クリアファイルをカッターでカットしてステンシルをすることに。Welcomeという文字はA4に収まらないので分割プリントしてつなげた。
注意しなくてはならないのはグレーの部分を切り落とす、白い部分は残すということ。oとかの白い部分は切り落としてはならない!!
切り落とすと×のように黒塗りのまるになってしまうのだ。
そこでどうするかというと…以下のように隙間というかつなぎ目を入れます。
それでは端材にステンシルを固定して試してみましょう!
Omg…筆で塗っても、スポンジでポンポンしてもはみ出る。でろーん。
ステンシルと板の間に隙間が出ているのが原因ですね…。
ーー密着させねばならぬ(Vo.ガイウス)
さてどうやって密着させよう。
マスキングシートを買ってやり直すか?折角切ったのに…?
ググって発見!
3Mのすぷれーのりぃー!>(Vo.ドラえもん)
すごーい!これすごぉーーい!貼ってはがせる!
笑っていいとも!の「これ(ポスター)貼っといてー」は
絶対これ使ってたなって真っ先に思った。
塗布量ミスると紙はげるけどね。(むずかしい)
ステンシルももちろん、塗布量を間違えると張り付きすぎてのりが板にもついちゃう!(むずかしい)
そして文字のペイントも白ペンキのスプレーですることにしました。
文字スプレーは大成功!!
でもすごいくさい!!飛び散る!
囲う縦に大きなダンボールとゴーグルとマスクは必須です!
さらにステンシルの隙間を筆で埋めて行きます。
このままでもありだけど、ヴィンテージ風味強すぎちゃうので結婚式には違うかなって。
スプレーが薄付きの部分もあったので結局ほとんどなぞった。
この作業もはみ出し等のミスは許されない…慎重に慎重に…でも楽しかった。THE没頭!!
上手に出来ましたーーー!
だがしかし、まさかのマスキングテープにより一部板のワックスが剥がれる事態発生。その部分だけヤスリをかけて再度塗り直して修復しました。すごーく焦って途方に暮れかけた。なにはともあれ峠は超えたなとホッとしました。板の上の方がブツブツしていたのも気になってあとでヤスリ掛けて塗り直した。
それにしても、この一大イベントを写真に撮っていないというね。ついつい流れで…リズムで…ガーッとやっちゃうんだよね。
↓こんな感じでやりましたの図(CLIPSTUDIOの自動着彩やってみた。味が出て面白い。)
真っ白い作業部屋なので室内で塗ったけど外推奨!これでもペンキ溢れて舞ってくるし臭いし。
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